「芸術至上主義文芸」第50号が刊行されました。

2024年11月10日発行
目次

特集 萩原朔太郎と室生犀星

萩原朔太郎

萩原朔太郎『猫町』の生成/野末 明
萩原朔太郎「竹」三篇を読む 初出と草稿をめぐって/勝原 晴希
『詩歌』誌上における萩原朔太郎――大正五年度をめぐって/山田 吉郎
昔のことなんか、どうだって好いや! 萩原朔太郎の小説「日清戦争異聞(原田重吉の夢)」/野寄 勉

室生犀星

室生犀星「歯の生涯」――歯への思いと「私の生涯」/森 晴雄
室生犀星「ピアノの町」と宇宙/井上 二葉
二組の姉妹の物語――室生犀星「姉妹」、吉屋信子「姉妹」をめぐって/山田 昭子
室生犀星「禁断の魚」論――魚(黒い鯉)と命の営み/中嶋展子

〈講演〉

日本文芸の宿縁と未来――川端康成/芸術至上主義文芸の行路 /竹内 清己

〈自由論文〉

山内マリコ『一心同体だった』のフェミニズム――「会話とつぶやき」を中心に/西田谷 洋
噂・筆圧・願い――恩田陸「球形の季節」論/中川 智寛
三島由紀夫「岬にての物語」に射す東文彦の影――限定版『岬にての物語』の造形/阿部 孝子

〈書評・自著紹介〉

『横光利一 複層の近代』/中川 智寛
『伏流する物語――田山花袋の小説を読む』/岸 規子
「野上彰ノオト~書誌と研究~」Vol.4/内海 宏隆
福田淳子著『ブックレット近代文化研究叢書17 川端文学におけるアダプテーション―「伊豆の踊子」の翻案を中心に』/堀内 京

※定価2.000円
 機関誌購入希望の方は下記、芸術至上主義文芸学会事務局までご連絡ください。
 e-mail: info.geijutsusijoushugi@gmail.com

2024年11月11日