令和6(2024)年度 11月例会 (※会場が変更になりました)
〔第266回 例会〕
日時 2024年11月17日(日曜日)13時30分~15時30分
場所 専修大学 神田校舎 7号館774(大学院棟7号館7F)
発表 田村 嘉勝氏
司会 深澤 晴美氏
題目 川端康成が関わった鎌倉文庫と雑誌「人間」
[概要]
「芸術至上主義文芸 31」で、河野基樹氏が「貸本の文化史と出版の歴史̶鎌倉文庫の盛衰」で、往時の出版事情、鎌倉文庫及び「人間」についてかなり詳細に論じられていて、先行文献として大いに参考になっている。ただ、紙面の都合あるためか、やや鳥瞰視的に論じられていることも否定は出来ない。
そこで、今回は、河野論文を受けつつ、鎌倉文士、とりわけ川端康成と貸本屋「鎌倉文庫」、そして「人間」発刊に注目し、拙考を展開してみたい。文庫開設には久米、川端、大佛、中山、高見等が関与したようであるが、次第に、川端なりの独自の活動が見え隠れし始める。一体、それはなぜなのか、川端が元来目指した貸本屋とは、そして、「人間」の発刊とは何だったのかを河野論文をさらに掘り下げて展開してみたい。
テキスト:特に定めないが、是非、河野氏論文をお読みいただいてのご参加を希望する。
※令和6年度の例会及び総会・大会は、諸般の情勢を鑑みまして、原則として対面のみの開催といたします。発表者の発病やコロナの急速な感染拡大等により急遽中止させていただく場合や、ハイブリッド開催に変更する場合もあります。お手数ですが、最新状況はHPでご確認いただきますようお願いいたします。