令和6(2024)年度 4月例会のお知らせ
第264回 例会
日時 2024年4月21日(日曜日)
13:30~15:30
場所 品川区中小企業センター、小講習室 会場費 400円(税込)
発表 木谷 真紀子氏
題目 三島由紀夫「葵上」六条康子を中心に
司会 山口 政幸氏
[概要]
三島由紀夫「葵上」は、『近代能楽集』の四作目として、昭和二九年一月「新潮」に発表された。六条御息所の生き霊が葵上を苦しめる「葵上」は、『源氏物語』でも最も知られた巻であるといえ、謡曲「葵上」では、生き霊である御息所がシテ、祈祷し霊を鎮めようとする横川の小聖がワキとなり、加持祈祷の場が描かれた。一方三島は、舞台を葵上が入院する病院とし、光源氏に六条康子と対峙させる。発表では、康子像と、源氏との二人の場面を、源氏、謡曲と比較分析することで、作品に描かれた三島の現代的解釈を明らかにする。
テキスト:三島由紀夫「葵上―近代能楽集ノ内―」
※令和6年度の例会及び総会・大会は、諸般の情勢を鑑みまして、原則として対面のみの開催といたします。発表者の発病やコロナの急速な感染拡大等により急遽中止させていただく場合や、ハイブリッド開催に変更する場合もあります。お手数ですが、最新状況はHPでご確認いただきますようお願いいたします。